グローバル教育コラム

年頭のご挨拶

グローバル教育解説

2016.01.01

年頭のご挨拶

 皆様、あけましておめでとうございます。
 旧年中はこのサイトをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
 本年もまた皆さまに繁く通っていただけるようホットな最新教育情報をお届けする所存でございますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、年初にあたり昨年に取り上げた【日本の教育業界に寄せる大きな変革の大波】を振り返ってみましょう。

 第一に、2020年東京オリンピック開催時期を境に日本に急激な人口減少と相対的な国力低下に向かう大波が間近に迫っていることへの警鐘が現実的になってきたことがますます実感される年となりました。

 次に、未来に続く国際競合力を高めるために産業界や経済産業省・文部科学省から、グローバル社会で活躍できる人材を輩出する教育への抜本的転換、つまり「教育のグローバル化」への強い要請の声が大波となってうねるように大きくなってきました。

 2大世界大学ランキングのQSとTHEランキング(タイムズハイアーエデュケーション)で多くの日本の大学がダウンランキングする一方で、シンガポール、中国等のアジアの教育新興国の高等教育のグローバル化が躍進、日本中に激震が走り、続く大波を予感させられました。

 こうして日本を駆け抜けた大波は、世界の教育グローバル化の中で、学問・ビジネスの共通語としての英語の存在感がますます増し、アジア・中近東・南アメリカ等の非英語圏の国々の高等教育でもDLE(教育言語2重言語化・・Dual Lingual Education )が拡大し、一般的になってきたことを同時に伝えています。このことは、大学・大学院の高等教育を英語で受けるための準備教育ともいえる中等教育の優劣がその国の教育のグローバル化の鍵ということも語っています。

 日本ばかりでなく、いずれの国にとっても高等教育のレベルアップとグローバル化は最重要、喫緊の課題です。政府の戦略的重点政策によってアジアの教育ハブ化に成功したシンガポールはもとより中国の大胆な国家重点大学政策(985工程 45大学)、インドネシアの大学の2重言語政策(2016年からDLE化)、タイの上位大学の2重言語政策(チュラロンコン、タマサート大学等)等、各国で動きが激しくなっています。
 ランキングが急上昇している各国の大学では留学生の急増(学生の多国籍化)と教員の多国籍化の急伸が起こっています。世界全体でみれば『留学先の非英語圏への分散化』が起こっています。

 遅れを取り戻すため猛発進をしている日本では、国公立大学・有力私立大学を中心に公的資金を投入、多国籍の優秀な人材採用を促進するSGUのプロジェクトが始動、高等教育準備課程である日本語IBの導入も公立校を中心に導入が検討され、明治以来戦前まで培われた複線系の教育制度への回帰がいよいよ現実的になってきました。
 アクティブラーニング、リサーチ型教育やICT教育というグローバル社会ではごく当たりとなった学習手法を取り込みながら、【英語を学ぶ】から【英語で学ぶ】への転換は【日英2言語による世界標準の高等教育】を可能にします。
 こうした背景の中、センター入試をはじめとする大学入試制度が抜本的に見直され、特に主要科目英語に関してはTOEFL、IELTS,TEAP,GTEC等の主要外部4技能テストのスコア(或いはバンド)を入学条件にするなど、海外の大学で主流となっているアドミッション方式と共通項の多い制度が導入されそうです。
 まさに日本の教育ルネッサンスがここから急激に花開こうとしています。

 私どもは 1990年より四半期にわたって海外の教育最前線で積み上げたグローバル教育の経験とノウハウを礎に、2016年も【アジアのグローバル教育ハブ-シンガポール】から、グローバル教育のホットな最新情報や各種教育サポートを発信し続けます。是非皆さまの変わらぬご高配を賜りますようお願いいたします。
 末筆ながら皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2016年1月元旦

代表

World Creative Education グループ
オービットアカデミックセンター
ワールドスクエア
CEO  後藤敏夫

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