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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 英語教育が変わる 上

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2012.09.10

2012.09.10
求められる英語力の変化と学校評価

グローバル人材(英語を中心とした外国語が流暢に操れ、多民族の中での対応力のある人材)のことがマスコミの話題にならない日はありません。今後人口減少・超高齢化、GDPの急速な低下という事態に直面する日本が生き残っていくためには、アジア・中東・アフリカ等の成長地域とのかかわりを強め、これらの地域で活躍できる能力をつけた人材を増やさなければなりません。でなければ日本は世界から取り残され「極東の田舎」になってしまいます。高等教育の開国とも言われる「東大9月入学全面移行」を約5年後に控え、日本の大学受験(これに繋がる中学受験・高校受験も含む)、就職構造等が劇的に変化するのは必至です。グローバル人材をめざすには、英語を共通語にした多民族国家シンガポールが最も良い環境であることは確かです。

英語力観の変化…受験英語解答技術から共通語としての英語力へ

グローバルな世界では、既に英語が共通語として広く認知されています。インターネット上の情報の約8割が英語であり、世界各国(非英語圏)の上位大学で英語での授業が急増しているのはその表れですね。「英語で学問研究ができる」、「英語を使ってビジネスができる」ことが今後の大学卒の最低条件になります。そうなると、従来から日本で言われてきた英語力(日本の受験で高得点を取れる力)はあまり意味がなくなります。既に大学受験でTOEFL/IELTS等の国際的な検定試験を使うことを検討する動きが出てきています。「入試科目としての英語」から「様々な分野に使われる共通語としての英語力」の習得に重心が移ります。すなわち、読む・聞く・書く・話すの4要素のバランスの取れた学力です。今後、英語で高等教育を受ける上で十分な英語力と基礎教養が中等教育(中学・高校)での英語教育の目標になるのは間違いありません。

日本人学校生の英語力

現地体験・英語力というとインター生、日本型勉強は日本人学校生という二元論がまだまだ根強いようですが、これは大きな誤解です。特にシンガポールの日本人学校はイマージョン教育を実施しており、オービットの英語講座と併用すればかなりの英語力がつきます。実際、日本人学校卒業生の中には高い英語力が必要な学校に合格したり、海外大学に進学したりした生徒も少なくありません。

(続く)

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2012年9月号(2012年8月20日発行)に掲載された内容です。)

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