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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 海外在住生に合う学校 下 

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2012.06.20

先月は海外在住生の生息環境としてすぐ溶け込みやすい学校文化(真水)、環境順応に苦労する学校文化(海水)について書きました。加えて「その学校が海外在住生に対してどんな受け入れ態勢をとっているか?」とか「どんな生徒を望んでいるか?」かが重要になってきます。入試方式を調べるとそのあたりがわかってきます。

 

帰国枠入試の3方式

帰国枠を設定している学校が近年大幅に増えましたが、選考方法は3つに大別されます。

 

1.A方式:インター校生を対象にして、当地での学校の成績と活動歴を主な合否判断の基準にする方式。海外経験が長く、成績の良好な生徒が有利です。

2.BA方式:インター校、日本人学校双方を対象にしている方式。学力試験を行いますが、一般入試とは別問題で実施されます(急増しているのがこの方式です)。学力と豊かな海外体験のバランスで判断します。入試の得点は勿論重要ですが、面接や書類もきちんと考査されます。特にインター校生の英語力等は点数で切らず、海外在住年数を加味したりします。

3.BB方式:実質的には日本人学校生が対象になります。一般入試と同一問題で選考が行われ、合格点のラインを若干考慮する。一般入試とあまり変わりません。受験勉強を頑張って、ボーダーラインまで近づいた生徒が、帰国生としての役得として若干の点数をプラスしてもらえます。こういう学校は一般的には、入学後に帰国生に対する特別のケアはありません。

 学校見学でベストスクールを見つける

想定の受験校をリストアップしたら、百聞は一見にしかず。学校の休暇を使って学校見学に行きましょう。どんな学校が皆さんに合いそうか、オービットの先生に相談してみてください。見学する学校を絞り、見てくるポイントを明確にすることが大事です。学校文化、帰国生の数(比率が多ければ開放的)、カリキュラム(英語のクラス、数学の進度など)、進路指導の方法、進路実績等です。オービットの皆さんにとってベストスクールを探し出し、合格して進学することを願っています。  (終)

 帰国枠入試 3方式

A方式

BA方式

BB方式

主な対象 インター校生 日本人学校生、インター校生 日本人学校生
試験科目<中学受験> 書類選考+英文エッセイ+面接 書類選考+面接算国(+作文)(+英語) 書類選考+(面接)算国+理社
試験科目<高校受験> 書類選考+面接 書類選考+面接英数国 書類選考+(面接)英数国
試験問題 別問題 一般入試と同一問題
問題の難易度 英語-難、国語―易、算数(やや易)、数学―同レベルPISA型問題が増えている。
面接の重要度 重視 プラス材料加味 個人情報の確認程度
海外体験の重視 重視 重視(得点とのバランス) 点数で若干考慮
実施校 ごく一部 急速に拡大の傾向 以前は多かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワールドクリエィティブエデュケーション CEO
オービットアカデミックセンター 代表 後藤敏夫

 

 

 オービットアカデミックセンター会員情報誌「プラネットニュース」2012年620号掲載

2013年以降の掲載記事は オービットアカデミックセンターのWEBサイト グローバル教育最新情報 をご参照ください。

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