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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 海外在住生に合う学校 上

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2012.05.20

学校選びの失敗は取り返しがつかない!

 今年もまた学校説明会のシーズンになりました。オービットは20年以上海外での学校説明会を企画したり、応援したりしてきました。それは皆さんにとって最適な環境を探し出し、その学校を目指して頑張って欲しいし、間違った学校選択をしてほしくないからです。事実、毎年一生懸命受験勉強をして合格、入学したものの、学校に合わず「学校をやめたいと思っている」とか「登校拒否になってしまった」生徒の話が年々増えています(幸いオービットの生徒にはこういう例はほとんどいません)。こうしたミスマッチを起こさないようにするにはどうしたらいいでしょうか?

海外生の特性を分析する

それは海外在住子女の特性をよく見極めることです。日本人学校生、インター校生に関わらず、海外在住歴が長くなると一般的に下記のような傾向があります。

 

1.競争原理になじまない。追い立てられたり、過度に競争させられたりすることよりも、「ほめられること」に弱い。そうされると、急にモチベーションが上がる。

2.好きなことや納得したことはとことんやるが、嫌いなことや納得しないことは、必要とわかっていても見向きもしない。何事もマイペース。

3.タテ社会になじみにくい。日本人学校であっても、上級生・先輩を「○○君」などと呼ぶ。インター生にいたってはファーストネームで呼んだりするのが通例。

4.学年相当以上の英語力があり(日本人学校生でも)、学校でも様々な生徒の間で揉まれている。自分とかなり違う集団(インター校の場合は外国人)の中で生息することに慣れている。逆に同質性の高い集団(帰国生や転勤族が少なく、学校の所在地周辺生まれの生徒が過半数を占める学校)の中ではかなり居心地が悪い。

 

お子さんに「学校楽しい?」と聞いてみてください。「楽しいよ」と返事が返ってきたら確実に上記の傾向があります。ここまで読むと入試の難易度・学校のレベルだけでなく学校文化がかなり重要だということがお分かりになると思います。

 

海水文化と淡水文化…学校文化の違い

おーびっと太郎は、学校文化を魚の生息環境にたとえることにしています。開放系・自律系の学校文化を淡水。タテ社会と管理教育系の学校文化を海水と呼びます。表:海水文化と淡水文化を見てください。淡水魚(海外在住子女の皆
さんのことです)を海に放ったら死んでしまいますね。同じ入試難易度の学校でも学校文化(=生息環境)はかなり異なっています。ご存知の学校を思い浮かべ、その学校文化の傾向=塩水濃度を考えてみてください。皆さんにとって大事な思春期を過ごす学校の選択のためのチェック項目であることを覚えておいてください。

120520 図表

オービットが説明会の企画・応援をしている学校

海城中・高、茗溪学園中・高、森村学園中・高、土浦日大中等教育・高、ICU高、啓明学院中・高、富士見中・高など様々な学校がシンガポールにやってきます。多くが淡水系の文化をもった学校です。説明会に参加して、学校の違いを見極めましょう。

 

ワールドクリエィティブエデュケーション CEO
オービットアカデミックセンター 代表 後藤敏夫

 

 

 オービットアカデミックセンター会員情報誌「プラネットニュース」2012年520号掲載

2013年以降の掲載記事は オービットアカデミックセンターのWEBサイト グローバル教育最新情報 をご参照ください。

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